コラム
A/Bテスト
A/Bテストとはランディングページ最適化(LPO)の一種です。
作成する目的として、2つある選択肢のうち、どちらがより良い結果をもたらすことができるのかを見極めることです。
このテストはウェブページ、メールマガジンやバナー広告などによく利用される手法です。
例えば、上図の様に、まずは、[ABテスト前]の状態Aでは成約率が1%とします。
そこで、Bのページも作成し、AB両方のページで検証する事で、Bの方が成約率が3%と高くなったとすれば、Bを使用した方が売り上げが2%も伸びるという結果が出ます。
ABテストの最終目的は、もちろん製品の売り上げや購読者数、特定のページへのアクセス数などを増やすことで、ランディングページなどでよく使用されている手法になります。
では、A/Bテストで何を気をつけるのか?
■フォームは短く・ページは長すぎず
サイトを訪れたユーザーは、ページを閲覧するとき無駄に多い入力フォームや、スクロールが長いページにイライラさせられます。
そうすると、ユーザーはそそくさとページから離脱してしまうため、A/Bテストから有力なデータを引き出せる適切な条件が整わなくなります。
まずはサイトに無駄がないかを確認し、無駄をなくした後にA/Bテストを行うべきです。
■アクセス解析をとる
顧客がどのようにしてページにやって来たのか、どの広告をクリックして来たのか、その後どのような行動をとったのかなど
リスティング広告の設定やアクセス解析ツールなどを利用して、有効な広告、コンテンツを判明させることが非常に大事です。
■値段設定は低すぎず、高すぎず
低価格だと販売数量が増え、高額だと売れないと考えがちです。
価格が低すぎるとそれなりの価値しかない商品だと勘違いされることもあります。
値段を上げてもサービスに価値が伴っていれば利益が飛躍的に向上することもあるので、
「若干高い値段設定」についてはA/Bテストを行う価値があります。
■SNSボタン
多くの製品ページの上部に「いいね」ボタンやシェアボタンをよく見かけますが、
ランディングページにおいてもSNSを有効活用することは非常に大切ではないでしょうか。
例えば、美容商品のK社がページ上部に「いいね」ボタンとTweetボタンを設置したところ、
ページビューが25%も増えたというデータが出されています。
ランディングページにおいてもSNSのボタンはA/Bテストで試す価値があります。
■キャッチコピーのテスト
ユーザーに何を訴えるべきかは非常に重要なことで、その役割を担うのがキャッチコピーです。
キャッチコピーには、『最も優れた点』や『強み』だけを書くべきです。
サービスの強みの中で最もユーザーの心を掴むものが何かということを洗いだし、
それが複数ある場合、キャッチコピーにするべき「最大のウリ」が何かをA/Bテストで探りましょう。
いい方法として、まず自分のサービスの中で「売り」になると思えることを
すべて洗い出してリスト化し、それをA/Bテストにかけ続けることで、勝ち残ったウリを見出しに採用することです。
■細かいテスト
A/Bテストでは、細やかなデザインの違いでも大きくコンバージョン率が変化することを見せつけられる場合があります。
例えばボタンの色を変えただけで、コンバージョン率が大きく変わったという話は実際に体験しましたし、同業者の人からもよく伺います。
デザインだけではなく文章の文言自体を変更してテストすることも比較の対象となります。
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