マルチエントランス構造にし、入り口を沢山用意する

2014.05.03 | ウェブサイト

もう1つの手法のサイト内を進む工程で商品を正しく選ぶための知識を得る方法でも注意すべきポイントはあります。
この知識を得るまでの流れは、必ずしも1回のセッションでサブミットに至るわけではないということです。知識を得ながらサイト内の工程を順番に進むには、必ず物理的な時間がかかるということです。あなたが家を買うとすれば、何回も同じサイトを見たり、他のサイトを見て知識を獲得していくことだと思います。企業のWebサイトに訪問する人は、各工程の様々な切り口でサイトに入ってくることになるのです。漠然と明確な目的が無いユーザーが探しながら入ってくる人もいれば、商品名・企業名で検索する人・地域やカテゴリーなどで検索する人もいます。インターネット上のポータルサイトやSNSや雑誌等などから企業に訪れる人がいつも知識を持った状態からのスタートとは限りません。そのために各工程に問題解決のコンテンツを用意するのと、ユーザーが各工程のどこから入ってきてもそこからスタートできるような導線の設定や集客が必要になるのです。
間違ったWeb広告で多いのが、出稿しているキーワードとその先のページの内容が合致していない場合です。ひどい場合ではどのようなキーワードでサイトに入っても必ずトップページからという場合があります。せっかくサイトに入って来てくれるのですから、ユーザーの検索したキーワードに合致したページやコンテンツに誘導しましょう。
サイトのナビゲーションを設計している時に、「トップページから少ないクリック数で目的のページまで誘導したい」といった事を言われたことがありますが、ユーザーにとって快適にサイトを閲覧するには、目的のコンテンツにすばやく辿り着くまでに入り口を多く用意してあげるしかありません。近年のWebマーケティングに活かせるサイト構造は、今までのようなトップページがスタートになるのではなく、ユーザーのニーズに合わせて多数設置してあるマルチエントランスのような構造です。
中古車販売のサイトをマルチエントランスの例として挙げてみます。
「車の情報」・「車の検索方法・選び方」・「サービス」などユーザーの関心に応じてそれぞれの情報を見つけやすい構造にすることでWebサイトのどこからでもユーザーの行動を把握し支援する機能を提供できます。
では中古車買取り販売のガリバーを例に手法を確認していきましょう。
・想定ユーザーは中古車の購入を検討されている方
・想定ニーズはガリバーを知っているが、どんな車があるか知りたい
・ユーザータスクはガリバーを検索し中古車の購入情報を閲覧している
この場合、ユーザーはガリバーというキーワードを検索サイトで入力し、検索結果のガリバーのトップページへアクセスします。その中でトップページ内にある中古車を探すやあなたにぴったりの車が見つかる等のリンクから中古車を探すためのページにアクセスできます。

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